名城線に乗って1周、2周...と市中を引き回されながら本を読もう。
今回はそれだけの記事です。
高校に通うようになってから、朝夕約1時間ずつ、電車移動をせざるを得なくなりました。高校生の時はハイテク時間吸収マシンことスマホを持っていなかったので、宿題が終わっている日などは代わりに本を読むことがありました。
電車で本を読むのってなんだか楽しいんですよね。
落ち着いてゆっくり読むときと違って、揺れや雑音、人の気配がありますが、不思議と心地よい。場所を共有しながら他人に干渉しない、そんな空間があるからかもしれません。人見知りのさびしがりやにはちょうどいい雰囲気です。
そんな感じで大学に入ってからもしばらく名城線を使っていて、たまに大量のドラゴンズファンやジャニーズファン*1に揉まれたりしながら本をよんでいたのですが、ある日、事は起こりました。
いつも乗り換えに使っている大曽根についたのですが、絶妙に小説のキリが悪い。
物語はもはやクライマックス、ここで雑念を挟んでは一番の楽しみが損なわれ、一日の終わりには悶々とした気分で布団に入ること間違いなし。と思っているうちに電車は減速し、あっという間にドアが開き、もはやここまでか、もう少し時間があれば......
ということで戦略的に乗り過ごしをしました。
無事に読み切ったころには名古屋大学駅も通り過ぎ、あと数駅で大曽根に着くところ。
名城線は市内を走る環状線なので、本を読み終わるまで乗っていても辺鄙なところまで連れていかれることが無いし、何も考えなくてもそのうち同じ駅に戻ってくるんですね*2。JRだと、気づいたら豊橋、みたいなことが起きそうですが…
それから何度か、読書に集中できないなあという日に定期券と本をもって名城線に乗ったことがあります。
土日の昼間なんかは割と空いていますから穴場です。
Manacaで運賃を支払う場合は同駅下車すると改札機に怒られるので隣駅で降りましょう。
たまに気づかず名港線に切り替わっちゃったりして、たまに回送になったりして、終点に流れ着いたら自販機でコーヒーでも買ってベンチでぶらぶらしましょう。
名城線ぐるぐる読書、しようぜ
(のみぞ)