2回目の登場になります、うしおです。
今回は、おそらく今年の春頃の読書会でお話ししたネタをリサイクルさせていただきます!それは、わたしの大好きな・・源氏物語です
現代語訳がたくさんの作家さんの手でなされていますが、私はもっぱら「あさきゆめみし」で源氏沼にはまりました。
受験勉強のおともとして読んだことがある人も多いのではないでしょうか?かくゆう私も、「古典の勉強」という名目で、高校生の時に親に全巻買ってもらった記憶があります・・・。当時の調度品・習慣・和歌の決まり事など、確かにとっても勉強になります!・・が、私は完全に少女漫画として読んでました(笑)好きすぎて、全13巻を6通りは読んでます。スペック盛りすぎの光源氏、ツンデレな葵の上、世紀のヤンデレ六条御息所など、注目ポイントはめちゃめちゃ多いのですが、今回は光源氏の息子である夕霧と、そのいとこ雲居雁の恋愛をピックアップしたいと思います~
〈ざっくりあらすじ〉(誤りがあったらすみません)
幼い時から一緒にいた2人は、互いが初恋でした。しかし、身内同士の結婚は栄えがないからという理由で認めてもらえず、引き離されます。そこから6年もの間、2人はひっそりと手紙のやりとりを続け、そのやりとりを励みに、夕霧は結婚を認めてもらおうと懸命に勉強に励みます。そして、夕霧18歳・雲居雁20歳で、とうとう雲居雁の父のお許しがでてめでたく結婚するのです。
私の推しポイントは次の三点です。
①引き離されながらも文通で気持ちを通じ合わせ続けたピュアさ
②ほぼ雲居雁一筋という夕霧の一途さ
※夕霧には、愛人ポジの子が1人だけいましたが、当時の貴族の男であることを考慮すれば非常に一途でしょう。父、光源氏は、数えられただけでも10人以上と恋愛関係にありましたからね~
③2人のキャラクターの新鮮さ
源氏のように歯の浮くような台詞ばかり言うのもロマンチックだとは思いますが、現代人としては少し気恥ずかしく、入り込みにくいです。その点夕霧は口下手で恋愛音痴気味のまじめ君であるし、雲居雁は源氏物語の女性の中では珍しく、気が強くて自分の気持ちをしっかり表に出せるタイプの現代的な女の子です。そうしたキャラのおかげで、2人の話は、現代のリボンorマーガレットあたりに載ってても違和感ないくらいのラブコメになってます!(主観的には:ちゃお→リボンorマーガレット→Sho-Comiの順に大人なイメージ)
源氏物語は、幼なじみの純愛~ドロドロまで少女漫画のあらゆる展開を楽しめるので、もう読んだことあるよ~という方も、ぜひ色んな目線で読み直してみてくださいね!ちなみに、夕霧と雲居雁の結婚後に波乱の展開があり、私は「ブルータス、お前もか・・!」状態に陥りました。その辺も楽しみにしててください。
今回も、稚拙な文章を読んでくださりありがとうございました!蛇足ですが、この文章を書くにあたり、高校の古典の先生が「夕顔(儚げだけどしたたか系美女)を好きな男は信用ならん」と言っていたのを思い出しました。我が人生の教訓にしたいと思います。それでは、またいつか。
書いた人 うしお