こんにちは、3年生の榊原といいます。
趣味は古本屋を巡ることです。
古本屋にはめちゃくちゃに安い本がある一方、めちゃくちゃに高い本もあります。いわゆるプレミア本というやつですね。ほしい。
ほしい
ほしい!!!!
こういうプレミア本は
・児童書・雑誌(後世に残りにくい)
・自費出版(部数が少ない・後に売れた作家のは高い)
・絶版・カルト的人気がある
とかそういう経済学部の人間が詳しそうな(偏見)市場原理に基づいて値段が釣り上がったり釣り上がらなかったりしているとかしていないとか。(そうです、読書サークルなのに日本語が不自由なのです、私は。)
ということで今日は個人的にほしいプレミア本を紹介して、一緒に欲しくなってもらいます。誰も救われない。
夢の島で逢いましょう
なんかやばい表紙の漫画ですが、気にせず参りましょう。
これは1985年に鬼畜漫画家・山野一により描かれた初の単行本で、彼の後の作風とは異なるSF的な話がたくさん収録されています。
ただ内容を詳しく書くとみんなドン引きしてこのブログが誰にも読まれなくなってしまうので、興味がある人は以下のリンクを踏んでください。
実はこの作品、内容が内容なだけに現在絶版です。ネットオークションで見かけたらめちゃくちゃラッキー。多分買うとなると1万はするでしょう。
現在入手しやすい改訂版があるにはあるんですがそれも絶版。しかもそれでも高い(3000円~)上に話が一部削除されています。どうせなら全部読みたいから改訂前の買いますよね!
超余談ですが、こういう過激な描写が多い作品は大体改訂する際に表現規制が入ります。べつに入れなくてもいいのにね(どうせ物好きしか読まないから)。
ドラゴンブックス
ドラゴンブックスというのは70年代に刊行されていた児童向けトンデモ怪奇本シリーズです。70-80年代のオカルト本は大体劇画タッチの挿絵で恐怖をあおるんですが、それが何とも言えないレトロフューチャーを演出しています。
更に「トンデモ」と形容したように、さすがにそれはないだろみたいなシチュエーションが満載で、見てて飽きないです。飢餓食入門とか。
上のリンク先にめちゃくちゃ詳しく書いてありますが、別にリンク踏むほど興味はねえよという声が挙がるのが容易に想像できるため、一応ここに記します。なんとミミズ料理や石膏料理が出てきます。さすがにそれはない。
気になるお値段はというと、人気タイトルは高くて50-60万円くらいします。世には好事家がいるのです。
児童書はボロボロになるまで読まれてしまう故にこういうことになっちゃうわけなので、もし手元に綺麗な児童書があったら後世では高く売れるかもしれません。
まあ大体そんなことにはならないので普通に読んで楽しんでください。
そういえば、最近ドラゴンブックスの本が数冊詐欺られたらしいです。
騙し取られた本を注意喚起のためにお知らせします。この本がヤフオクやメルカリに出ていたら教えてください。状態いいので私が見ればすぐ分かります。また、古本屋、まんだらけ等に持ち込まれる可能性もあります(特に名古屋近辺)ので、注意していただければと思います。#ドラゴンブックス pic.twitter.com/Vb9ycC3NjI
— モズブックス™ (@mozubooks) 2020年6月20日
かなりの高額商品なので、早急に見つかることを願います。
おわりに
はい、欲しくなりましたか?
欲しくなりましたね?
クレジットカードの用意はいいですか?今すぐオークションサイトで競り落としましょう。では。
文:榊原
悪魔全書 佐藤有文
飢餓食入門 寺ノ門栄
画像引用:https://www.photo-ac.com/main/search?q=古本屋&srt=dlrank&pp=70&p=1&pt=B